会社の大切な財産である固定資産。固定資産を管理していくためには「棚卸し」作業が欠かせません。また「棚卸し」作業を効率的に行うためには「管理ラベル」の貼付も重要です。
ではこの棚卸しや管理ラベル貼付などの物品管理業務は、どの部署が行う作業なのでしょうか?今回の記事では、弊社が実施しているアンケート調査の結果から、一般企業の固定資産管理の実態をご紹介します。これから固定資産管理を始めようと考えている方はぜひ参考にしてみてください。
会社によって異なる 物品管理の担当部門
私たちが展示会等でお客様の管理状況を伺うと、物品管理業務を担っている部門のパターンは以下の3つに分類されます。
- 社内の物品調達・管理を担っている総務部、または会計処理を行っている経理部などの管理部門が一括で管理している
- 物品の種別によって管轄している部署が違う(什器類は総務、パソコンは情報システム部)
- 物品を使用している社員がそれぞれで管理
会社の規模によっては物品管理を専門に行う部署が設けられているケースもあります。しかし、多くの会社では経理や総務などの管理部門の方が通常業務の合間にラベルを発行したり棚卸しを実施したりしているようです。
それでは実際のアンケート調査の結果を見ていきましょう。
管理ラベルの貼付はどこの部署が実施している?
まずは物品管理に必要な管理ラベルについてです。

アンケート調査の結果、総務部門などがラベルをまとめて作成・貼付作業を行っているという会社が半数ちかくになりました。ラベルの作成作業だけでみると8割以上は総務部門が行っているということがわかります。
棚卸しはどこの部署が実施している?
続いては現物確認を行う「棚卸し」の作業です。

調査の結果、約半数が総務部門などの管理部で棚卸しを実施していました。次いで多かったのが「実際に使用している部門ごとに棚卸しを行っている」という回答でした。
棚卸しを外部委託している会社は1.9%と圧倒的に少ないということが分かりました。
管理部門の負担を減らすには
アンケート調査の2つの結果から、管理部門への業務負担が大きいことが伺えました。
物品管理業務をどの部署が行うのか。これは会社の規模や管理対象の数、管理方法によって様々なケースがあり正解があるわけではありません。ですが、もし皆様の会社で、管理部門の方が物品管理業務に追われているようなら、運用ルールを見直してみることをおすすめします。
他の記事では棚卸しを効率良く実施するためのポイントを紹介しています。棚卸しが効率化できると管理部門の負担軽減につながります。ぜひこちらの記事も参考にしてみてください。
◆◆ さて、いかがでしたでしょうか。
株式会社コンビベースでは物品管理クラウドサービス「コンビベース」を通じて、様々なお客様の物品管理の課題を解決してきました。もし物品管理や棚卸し等について気になることがありましたら、お気軽にお問い合わせください。
今回の記事で紹介している「固定資産管理に関するアンケート調査」レポートは下記ページからダウンロードが可能です。過去のレポートもダウンロードできるので、ぜひご覧ください。

他社の資産物品管理の取り組みを知りたい方へ
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