弊社では、年に1回「固定資産物品の管理に関するアンケート」を実施し、一般企業の物品管理の実態を調査しています。調査対象は一般企業の総務部門の方で、全22問の質問にお答えいただきました。
今回の記事ではこのアンケートの結果から、興味深かったデータを抜粋してご紹介します。下記リンクからお申込みいただくと、アンケートレポート全文をダウンロードできます。ぜひ皆様の管理にお役立てください。
- 調査概要
- 調査:株式会社ネットレックス(本調査はコンビベース事業承継前に株式会社ネットレックスとして実施したものです。)
- 調査期間:2023年9月2日~9月6日
- 調査人数:219名(総務部門に勤務)
- 調査方式:Webアンケート
管理台帳について
物品管理において必須となる管理台帳。この管理台帳に関して管理部門の方々はどのような課題を抱えているのでしょうか。
固定資産物品の「管理台帳」に関して、課題と感じていることをお答えください(複数回答可)
課題は「特にない」という回答は2割で、その他多くの方は管理台帳に関して何かしらの課題を持っていることがわかりました。
またその中でも特に多かった課題は「台帳と現物の差異が発生している」でした。
管理ラベルについて
続いては、物品に貼付する管理ラベルについてです。
固定資産物品の管理において「物品管理ラベルを貼付している」と回答した方に、使っているラベルの種類を聞きました。
固定資産物品に貼付している管理ラベルの種類をお答えください (複数回答)
管理ラベルの種類については「管理番号が印字された管理ラベル」が最も多く約6割を占めました。
昨年の調査結果と比較(下図)すると、バーコード・ICタグ・カラーコードつきの管理ラベルを利用している割合が増加しています。自動認識の技術が身近になってきていると言えるかもしれませんね。
社内外からの指摘について
最後は固定資産管理に関する内部監査等からの指摘についての質問です。
物品管理に関して、社内外から指摘を受けたことはありますか?
社内外の組織から指摘をされたことがあるという回答と、指摘されたことはないという回答がほぼ同じ割合となりました。
監査において固定資産の現物管理は「実在性」「経年劣化」の観点でチェックが行われます。固定資産物品の監査対策を行うためには、日ごろからこの2つの軸の情報を管理し、現物と紐づけておく必要があります。
下記記事ではより詳しく固定資産物品の監査対策について解説していますので、興味がある方はぜひお読みください。
◆◆さて、いかがでしたでしょうか。
今回ご紹介した「固定資産物品の管理に関するアンケート」の全レポートは下記リンクからダウンロードできます。このレポートで他の企業の課題や取り組みを知り、自社の管理に活かしてみてはいかがでしょうか。
このアンケート調査が皆様の「モノの管理のヒント」になれば幸いです。