弊社では、年に1回「固定資産物品の管理に関するアンケート」を実施し、一般企業の物品管理の実態を調査しています。調査対象は一般企業の総務部門の方で、全22問の質問にお答えいただきました。
今回の記事ではこのアンケートの結果から、いくつか抜粋してご紹介します。レポート全文は下記ページからダウンロードが可能です。ぜひダウンロードして皆さまの固定資産管理にご活用ください。
▼下記ページでアンケート調査レポートのダウンロードが可能です▼
- 2021年度「第7回 固定資産物品の管理に関するアンケート調査」調査:株式会社ネットレックス
- 調査期間:2021年5月4日~10日
- 調査対象:事前調査で下記の条件にあてはまる方を対象に実施
- 社員51名以上の企業に勤務
- 総務部門に所属
- 20代~50代の男女
- 合計218名(数値は各項目で「わからない/答えたくない」を除いた有効回答数を用いて算出)
固定資産物品管理の概要について
管理の基本となるのは、物品の情報を記載する台帳です。まずはこの台帳についての課題を見ていきましょう。
Q) 固定資産物品の「管理台帳」に関して、課題と感じていることをお答えください。(複数回答)
「台帳と現物の差異が発生している」という課題が最も多いことが分かりました。一方で台帳の課題に関して「特にない」という回答は15%にとどまりました。いかに多くの方が管理台帳に関して困っているかが分かる結果です。
続いては固定資産の棚卸しについて見ていきましょう。
Q) 固定資産の棚卸し(現物確認)方法についてお答えください。(複数回答)
固定資産の棚卸し方法は約6割が「目視確認による棚卸し」を実施していることが分かりました。業務改善・効率化のためにバーコードやICタグを使う企業が増えてきていますが、棚卸し業務においてはまだ一般的とは言えないようです。
テレワーク(在宅ワーク)について
昨年からのCOVID-19の影響でテレワーク(在宅ワーク)を行っているという方も多いかもしれません。次はテレワークと物品管理について質問してみました。
Q) テレワーク(在宅ワーク)を実施するために、物品管理(現物管理)に関して新たに取り組んだことはありますか?
テレワーク(在宅ワーク)を実施していると回答した人のなかで、実施のために物品管理に関して新たに取り組んだことを聞いたところ、約4割が「新たな取り組みは実施せず、これまでの管理で問題なく対応した」と回答しました。一方で約3割が「課題はあったが、新しい取り組みは実施していない」と回答しています。
- テレワークを行う際の物品貸出しの運用フロー
- 出社する社員が少ない中での棚卸し
- 物品の利用状況が把握できない
などテレワーク下だからこそ出てくる課題がありそうですね。
◆◆ さて、いかがでしたでしょうか。
今回ご紹介した「固定資産物品の管理に関するアンケート」の全レポートは下記リンクからダウンロードできます。
このレポートで他の企業の課題や取り組みを知り、自社の管理に活かしてみてはいかがでしょうか。
このアンケート調査が皆様の「モノの管理のヒント」になれば幸いです。